太陽光発電システムの自然災害による事故のリスクを考えよう!

近年、自然災害により太陽光パネルが飛散したり、倒壊する事故が多発しています。

実際、毎日のように何かしらの災害が発生したとニュースに取り上げられています。そんな災害大国である日本で太陽光発電システムを運用している皆さんにとって、資産である太陽光発電システムに降りかかる災害リスクを知っておくことは、とても重要なことです。本記事では、様々な自然災害や、自然災害による太陽光発電施設の事故例を取り上げています。また、そういった災害による事故への備えとしてピッタリの弊社サービスも合わせてご紹介します。

 

1,自然災害大国・日本

世界有数の自然災害大国と呼ばれる日本は島国であること、そして気候の特徴から多種多 様な災害に見舞われます。

ただただ漠然と「日本は災害が多いイメージだな~」という認識の方が多いと思いますが、実際にどれだけの災害が日本を襲っているのか、太陽光発電システムに被災のリスクがあるのかをまずは見てみましょう。

その① 台風

昨年、西日本を中心に甚大な被害をもたらした「西日本豪雨」は皆さんの記憶にも新しい のではないでしょうか。

この豪雨により河川の氾濫、浸水、土砂災害等が発生し、死者、行方不明者が多数出ました。この豪雨の原因は台風及び前線の影響により、日本付近に暖かく非常に湿った空気が供給され続けた結果、起きてしまったことなのです。

これは熱帯や亜熱帯の暖かい海から生まれるので温暖化の影響であり、夏から秋にかけての時期は日本近海の気圧の関係で日本に台風が流れる道ができてしまうのです。

このまま温暖化が続けば台風が今よりも増加し続ける可能性も否定できません。

 

その② 豪雪

世界で降雪量の多い都市ランキングでは5位:富山市(383cm)、4位:山形市(426cm)、3位:札幌市(597cm)、2位:旭川市(743cm)、1位:青森市(792cm)で何と積雪記録TOP5を日本が独占しており、日本が豪雪国であることは一目瞭然です。

しかし、国内ではあまり認識が行き届いていなかったのか、2014年2月の豪雪被害では雪に対する防災が整っていない都心周辺が多大な被害を受けてしまいました。

 

その③ 土砂災害

土砂災害が多い主な3つの理由は“雨が多い、急流の川が多い、もろい地質の山が多い”です。特に日本は世界平均の二倍の降水量と言われており大雨の際は常に土砂災害が警戒されています。

その他、地震や噴火が土砂災害の引き金となることがあるため二次被害という形で引き起こされるケースもあります。

 

その④ 地震

日本列島が4枚のプレートの境界に位置していることから地震が多いというのは有名な話です。こちらのデータによると日本は世界で地震が多い国第4位であることが分かります。

驚くことに世界で発生する地震の10%は日本で起きていると言われており、更にマグニチュード6を超える地震に絞ると20%が日本で発生しているのです。

 

その⑤ 津波

当然、四方を海に囲まれている島国・日本は津波から逃れることはできません。とは言っても、同じく島国であるイギリスには津波がないとのこと。それもそのはずで、津波の発生原因の大半は地震なので地震が多い日本は必然的に津波も多くなるのです。

地震と津波は切っても切れない関係にあるため、地震発生の直後に津波の可能性があるかどうか、ニュースのテロップでも表示されるようになっていますね。

 

その⑥ 火山

活火山は世界中で約1,500ほど存在していますが、その中の110は日本列島にあるということを皆さんはご存知でしょうか。

日本の国土は世界規模で見ると0.25%、その中に世界の7%もの活火山が存在しているのです。更に噴火ランクAの火山が13個もあるため、世界的に見ても有数の火山大国と言えるでしょう。

 

以上のことから、日本に住んでいる以上、常に災害リスクを抱えて生活をしなければならないことはお分かりいただけたかと思います。そして、皆さんの大切な資産である太陽光発電システムもまた、こういった災害が降りかかるリスクを抱えているのです。

 

2,実際に起きた自然災害による事故(2018年度)

様々な自然災害に直面する可能性があることは上記で触れた通りですが、実際に起きた太陽光発電システムの被災事例はどのようなものがあるのか。

振り返ってみると、昨年度(平成30年度)は、西日本豪雨、台風21号と24号、北海道の地震と大規模な自然災害が立て続けに発生したことは記憶に新しいのではないでしょうか。

これらの自然災害による太陽光発電システムの被害は合計54件(追加報告6件)にも及びました。

それぞれの災害による、太陽光発電システムの被害件数は以下の通りです。

参照元:経済産業省「今夏の太陽光発電設備の事故の特徴について

 

2018年7月に起きた西日本豪雨では、追加報告を含めて23件の被害が報告されています。

豪雨による水没や土砂崩れにより、太陽光パネルや、パワーコンディショナ等が損傷する事故が多発しています。

台風21号でも、西日本豪雨と同じく23件の事故報告が上がっています。こちらの強風や高潮により、パネルの損傷事故が多くなっています。

北海道地震では追加報告を含めて5件、台風24号でも3件の事故が報告されています。

では、2018年に自然災害による太陽光発電システムの被害はどういった事例があったのでしょうか。

 

①豪雨による土砂崩れ

写真:土砂崩れ被害の様子

<事故の概要>

・設置場所:兵庫県姫路市

・発電所出力:750kW

・太陽光パネルの破損枚数:1,344枚/3,534枚

・パワーコンディショナの破損台数:60台/70台

・平成30年7月7日未明頃、豪雨に伴い土砂崩れが発生し、太陽光パネル、

 パワーコンディショナが崩落、損壊。

参照元:経済産業省「今夏の太陽光発電設備の事故の特徴について

 

こちらは西日本豪雨により、兵庫県姫路市に設置された太陽光発電所が大破したケースです。ちなみにこの発電所は切土、盛土した土地に設置されていました。

連日の集中豪雨により、発電所構内で土砂崩れが発生し、幅・長さ共に約50メートルにわたって崩壊しました。その結果、太陽光パネルの約38%、パワーコンディショナの約86%が崩落してしまったのです。

 

②台風によるパネルの飛散・発火

写真:パネル損傷の様子(左)、パネルが発火した状態(右)

<事故の概要>

・設置場所:大阪府大阪市住之江区

・発電所出力:6,500kW

・太陽光パネルの破損及び飛散枚数:13,780枚/28,160枚

・ケーブルラック本体の倒壊及びラック蓋・支持金具の飛散により被害が拡大。

 近隣の建物に飛散し、建物を損傷。

・破損したパネルから原因不明の発火。

参照元:経済産業省「今夏の太陽光発電設備の事故の特徴について

 

こちらは台風21号により、屋上に設置されていた太陽光パネルが崩壊し、飛散したケースです。この太陽光発電施設では、強風によって太陽光パネルが架台から引きちぎられて飛散しました。

崩壊又は飛散した太陽光パネルの枚数は、全体の半分に当たる約49%にものぼりました。

また原因は不明ですが、破損したパネルが発火する事故も起こっています。

この太陽光発電施設では、パネルの他にも、大量のケーブルを並べて敷設するための「ケーブルラック」の倒壊や、支持金具の飛散により近隣の建物を損傷する被害を出しています。

 

②台風によるパネルの破損

写真:ガラスが粉々になったパネル

写真:外部応力によるガラス割れ(左)、飛来物によるガラス割れ(右)

<事故の概要>

・設置場所:大阪府大阪市此花区

・発電所出力:9,990kW

・太陽光パネルの破損枚数:13,413枚/36,480枚

・強風に伴い、風圧による応力の影響でパネルが破損。

・構内外の砂利が飛散し、パネルのガラス面に衝突、破損。

参照元:経済産業省「今夏の太陽光発電設備の事故の特徴について

 

こちらも台風21号の強風によりパネルのガラスが割れてしまったケースです。パネルの飛散こそありませんでしたが、構内外の砂利が強風によって巻き上げられ、パネルのガラス面に衝突しました。

まるでマシンガンで銃撃されたかのように、全体の3分の1にあたる約37%が粉々に破損しています。

 

③台風による水上太陽光発電の設備破損

写真:フロートが暴風によりまくれ上がっている

<事故の概要>

・設置場所:大阪府狭山市

・発電所出力:1,990kW

・暴風により、水上設置型太陽光パネルを係留するアンカーとフロートを接続する

 ボルトが折損し、フロート全体が流され、パネルの一部が変形、破損した。

・フロート部分が風であおられ、パネルが733枚反り返る被害が発生。

参照元:経済産業省「今夏の太陽光発電設備の事故の特徴について

 

こちらは台風21号による、水上設置型太陽光発電施設の事故ケースです。水上設置型太陽光発電では、水面上に「フロート」と呼ばれる浮き場を並べ、その上に太陽光パネルを設置しています。

今回の水上設置型太陽光施設では、暴風によりパネルを繋ぎ止めるアンカーと、フロートを接続するボルトが折れて破損しました。暴風による水流の発生があったとも言われ、複合的な原因によってフロートが風にあおられ、パネルがまくれ上がってしまったのです。

 

件数で見てみると、敷地被害のみの事故対象報告にならないものも含めた場合、123件もの被害が出ているのです。

1年間で見てみると、3日に1件は自然災害による事故が起きている計算になることから、いかに被災するリスクと同居しているかが分かりますね。

 

3,「備えあれば憂いなし」

これまで書いてきたように、日本で太陽光発電施設を運営していく上で、常に自然災害と同居していることは意識しておかなければなりません。そして、自然災害による事故が起きた時のために、何かあった時のために、人間と同様に保険や補償等を備えておく必要があることは明らかではないでしょうか。

そんな太陽光事業者の方々の中で、自然災害への対策がまだできていないという方にご紹介したいのが、弊社で展開している低圧太陽光メンテナンスパック「om’s」というサービスです。

om’sをご契約いただくと、下記サービス内容を全て受けることが出来ます。

・保険加入

・駆け付け

・売電補償

・モニタリング

・目視点検

 

これまで記事を読んでこられた方は、サービス内容を見てピンとくるかと思いますが、本サービスをお勧めする理由は、加入した場合に「保険加入」と「売電補償」が受けられるという点です。

 

まず、om’sでは月額費用の中に「損保ジャパン日本興亜」による保険代金も含まれています。そのため、お客様ご自身で保険に加入する手間もなく、別で保険代金を支払う必要もありません。

これまで様々な自然災害による事故の可能性をお伝えしてきましたが、もちろんこういった自然災害もカバーできる保険内容になっています。(※上記で触れた自然災害のうち、地震、津波は含まれません。)

自然災害が起きた時の保険会社との交渉や保険金請求の手続きも弊社にて行うため、お客様の手間も大幅に軽減されます。

 

また、一般的な動産保険ではあまりみないEM補償も導入しており、一日最大10,000円の売電補償も完備しているところも、嬉しい特徴の一つです。(※免責が3日間あります。)

さらに、上記に挙げたom’s標準サービス以外にも、草刈り、パネル洗浄、ドローンを使用した赤外線検査などもオプションで受けることが可能です。

 

こういった諸々のサービス全てが一本化されていて、月額は何と9,800円という驚きの低価格でご提供しており、途中で追加費用が発生することがないため、事業計画に組み込みやすいというメリットもあります。

 

ぜひ一度、取り上げてきた自然災害や被災事例から事故のリスクを十分に考え、こういったO&Mサービスへの加入を検討してみてはいかがでしょうか。

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